学校のいじめ問題の相談|弁護士 岩本尚光|学校・教育委員会への対応から加害者側への請求まで
ネットいじめ・SNS
LINEグループから外された、本人をかたるアカウントで悪口が書かれた、写真が加工されて回っている、掲示板に名前と学校が書かれた。ネット上のいじめは広がりが早く、ログの保存期間も短いため、保存と削除、発信者の特定を急ぐ必要があります。弁護士が、保存から削除申請、開示命令、学校への報告、警察への相談までを一つの流れで進めます。
Worriesこんなご相談を受けています
LINEグループで悪口を書かれ、外された
グループ内のやり取りは、退会させられると見られなくなります。お子さんや友人の端末に残っている画面を、日時とアカウント名が写る形で保存します。
なりすましのアカウントが作られた
本人の名前や写真を使ったアカウントは、運営者に報告して停止を求めます。投稿内容によっては名誉毀損にあたり、発信者の特定も検討します。
加工された画像が回っている
まず画像とURLを保存し、サイトごとの手続きで削除を求めます。性的な画像は警察とインターネット・ホットラインセンターへ、急いで連絡してください。
学校が「ネットのことは関係ない」と言う
法律上のいじめには、インターネットを通じたものが含まれます(いじめ防止対策推進法2条)。学校の調査と対応(23条)を書面で求めます。
Basicsネットいじめへの対応の基礎
まず保存する
投稿の内容、URL、投稿日時、相手のアカウント名・IDが写るようにスクリーンショットを撮ります。スクロールして全体がわかるように複数枚、できれば端末の日時も写します。保存の前に削除申請をすると、証拠が消えてしまいます。
削除を求める
サイト運営者やSNSの運営会社に、利用規約違反の報告や、プロバイダ責任制限法にもとづく送信防止措置の依頼をします。弁護士からの依頼のほうが対応が早いことが一般的ですが、サイトによって対応はさまざまです。
発信者を特定する
匿名の投稿者を特定するには、発信者情報開示命令(プロバイダ責任制限法、2022年施行の新手続)を裁判所に申し立てます。サイト運営者と接続プロバイダへの開示を一つの手続きで進められるようになりました。接続プロバイダのログは数か月程度で消えることが多く、時間との勝負です。
学校と警察
ネット上のいじめも法律上のいじめで、学校には調査と対応の義務があります(2条・23条)。相手が同級生と見込まれるときは、学校の調査が特定の近道になることもあります。名誉毀損・侮辱・脅迫にあたる投稿、性的な画像の拡散(児童ポルノ)は、警察への相談を併せて考えます。
性的な画像・ディープフェイク
お子さんの性的な画像や、顔を合成した偽の画像が作られ広められた場合は、児童ポルノ禁止法などの犯罪にあたることがあります。保存したうえで、拡散を止めるために警察とインターネット・ホットラインセンターにすぐ通報し、削除と発信者の特定を並行します。お子さん自身が画像を送ってしまった場合も、責められる側ではありません。

Work保護者がすることと、弁護士がすること
保護者がすること
画面の保存(内容・URL・日時・アカウント名)。お子さんの端末を無断で見るのではなく、話を聞いて一緒に保存する。性的な画像は複製せず、警察の指示を待つ。相手に直接メッセージを送らない。
弁護士がすること
保存した証拠を整理し、運営者への削除申請・送信防止措置の依頼を行う。発信者情報開示命令を申し立てる。学校への通知書で調査と対応を求める。被害届・告訴状の作成と警察への同行。特定後の加害者側への請求。
一緒に決めること
削除を優先するか、特定を優先するか(削除すると特定が難しくなることがあります)。学校にどう伝えるか。警察に相談するか。お子さんがスマートフォンをどう使い続けるか。
Flowご相談から解決まで
- ご相談(初回60分)
保存した画面、URL、経過を伺います。ログの保存期間があるため、気づいたらできるだけ早くご相談ください。
- 保存の点検と方針
証拠として足りるかを確認し、削除・特定・学校・警察の優先順位を決めます。1週間以内が目安です。
- 削除申請・送信防止措置の依頼
運営者に削除を求めます。対応には数日から数週間かかることがあり、サイトによって差があります。
- 発信者情報開示命令
裁判所に申し立て、サイト運営者と接続プロバイダから発信者の情報を得ます。数か月かかることが一般的です。
- 学校への報告・警察への相談・相手への請求
並行して学校に調査と対応を求め、犯罪にあたる場合は警察へ。発信者が特定できれば、損害賠償請求や示談(接触禁止・再投稿の禁止)につなげます。
Fee費用
| 項目 | 費用(税込) |
|---|---|
| 保護者の初回相談(60分まで) | 無料/2回目以降は30分5,500円(税込)。ご依頼時は着手金に充当 |
| ネットいじめ(投稿の削除申請・発信者情報開示) | 削除申請55,000円(税込)〜。発信者情報開示は着手金220,000円(税込)〜 |
| 被害届・告訴状の作成、警察への同行 | 110,000円(税込)〜 |
| 実費 | 収入印紙・郵便切手・診断書などの取得費用・交通費。事前にご説明します |
金額はすべて税込で、仮の設定です。自動車保険・火災保険などに付いている弁護士費用特約(日常生活の事故・トラブルを対象とするもの)が使える場合は、相談料・着手金・報酬が特約の限度額の範囲で保険会社の負担になります。収入が基準以下の方は法テラスの立替えも使えます。ご依頼の前に、範囲と費用を書面でお示しします。
Caseよくある事例
高校1年生、匿名アカウントで容姿を中傷する投稿が続き、学校名も書かれていた
静岡県内の高校に通うお子さんの保護者からのご相談。SNSの匿名アカウントから、容姿を中傷する投稿と加工された写真が繰り返し投稿され、学校名も書かれていました。弁護士が、保護者が保存していた画面を点検し、足りないURLと日時を補って保存。運営会社に削除を申請するとともに、発信者情報開示命令を申し立てました。並行して学校に通知書を送り、2条のいじめとして調査を求めたところ、学校の聴き取りで同級生であることが判明。相手の保護者との間で、投稿の削除、謝罪、再投稿と接触の禁止を内容とする示談が成立しました。
※よくあるご相談をもとに構成したもので、特定の実際の事件ではありません。
FAQよくある質問
投稿はもう消えています。何もできませんか
投稿した相手を特定できますか
学校は「ネットのことは学校の外」と言います
子どもの裸の画像が送られてしまいました
警察に行くと、相手は逮捕されますか
費用はどのくらいですか
ネットのいじめは、時間がたつほど難しくなります
保存した画面とURLをお手元に。削除・特定・学校・警察のどれを優先するか、一緒に決めます。保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しします。
保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しし、法テラスや弁護士費用特約(日常生活の特約)が使える場合もあります。事務所:静岡市葵区伝馬町9-7 塚本ビル5階A(JR静岡駅から徒歩約5分)。ご相談は予約制で、来所・オンライン(Zoom)・電話のどれでも。夜間・土日の予約もできます。お子さんの同席は、お子さんの気持ちを優先して決めます。
弁護士・税理士 岩本尚光(弁護士法人HOPE法律事務所/静岡県弁護士会/税理士登録)|事務所:〒420-0858 静岡県静岡市葵区伝馬町9-7 塚本ビル5階A(JR静岡駅から徒歩約5分)|対応:静岡県全域(静岡市・浜松市・沼津市・富士市ほか)、オンラインで全国