いじめに気づいたらまずすること

学校のいじめ問題の相談|弁護士 岩本尚光|学校・教育委員会への対応から加害者側への請求まで

いじめに気づいたらまずすること

お子さんの様子が変わった、持ち物がなくなる、学校に行きたがらない。いじめかもしれないと思ったとき、保護者が最初の数日にすることを順番に解説します。急いで解決しようとするより、安全の確保と記録を先に。学校への伝え方と、弁護士に相談するタイミングも整理します。

保護者の初回相談60分無料(2回目以降は有料) 聞き方・安全・記録の順で 学校への伝え方の手順 静岡県全域・オンライン対応

Signs気づくきっかけになるサイン

持ち物の変化

文房具や服の紛失・破損が続く、お金の使い方が変わる、スマホを隠すようになる。一般的な例で他の理由もありますが、重なるときは注意が必要です。

体の変化

朝の腹痛や頭痛、食欲の低下、眠れない、あざや傷の説明があいまい。体の不調は、気持ちの不調より先に表れることがあります。

行動の変化

登校を渋る、特定の曜日や授業を嫌がる、友だちの話をしなくなる、急に口数が減る、部屋から出てこない。

学校・周囲からの情報

担任からの連絡、他の保護者からの話、兄弟姉妹からの話。間接的な情報も、日付とともにメモしておきます。

Listen子どもへの聞き方

責めない・疑わない

「なぜ言わなかったの」「あなたにも原因があるのでは」は避けます。「話してくれてありがとう」「あなたは悪くない」から始めると、続きを話しやすくなります。

解決を急がない

その場で「先生に言う」「相手の親に電話する」と決めると、子どもは「言わなければよかった」と感じることがあります。どうしたいかを本人に聞きながら進めます。

言葉をそのまま記録する

子どもが使った言葉を、要約せずそのまま書き留めます。「誰に・いつ・どこで・何をされた・誰が見ていた」が分かる範囲で。分からないところは空けておいて構いません。

一度に全部聞かない

子どもにとって、つらい出来事を話すのは負担です。短い時間で区切り、日を分けて聞きます。話したくない日は無理をさせません。

Safety安全の確保と医療機関

まず安全を確保する

けがをしている、相手と顔を合わせることを強く怖がっているときは、登校を無理にさせないことも選択肢です。欠席の理由は学校に伝えておくと、重大事態の判断(相当期間の欠席、目安30日)に関わるときにも整理しやすくなります。

医療機関を受診する

けがは外科・整形外科で経緯を伝えて診断書を。眠れない、食べられないなどは、小児科や児童精神科・心療内科で相談できます。診断書は学校への説明と、あとの請求の資料になります。

公的な相談窓口

学校に言いにくいとき、子ども本人が誰かに話したいときは、公的な窓口があります。24時間子供SOSダイヤル(文部科学省):0120-0-78310(24時間・通話料無料の公的な相談窓口)/こどもの人権110番(法務省):0120-007-110(平日8:30〜17:15・通話料無料の公的な相談窓口)/チャイルドライン:0120-99-7777(18歳までの子ども向け・16:00〜21:00・通話料無料の相談窓口)。静岡県総合教育センター・市町の教育相談、児童相談所(189)。学校に言いにくいときの相談先です。

安全が心配なときは

お子さんの安全が心配なとき、「死にたい」などの言葉があったときは、弁護士への相談より先に、上の窓口や医療機関にご連絡ください。弁護士は、お子さんの安全が確保されたあとの手続きと交渉を担当します。

School学校への伝え方

  1. 口頭で伝える

    担任に連絡し、お子さんから聞いたことを、聞いた言葉のまま伝えます。「いじめ対策組織で扱ってほしい」「調査の結果を教えてほしい」と、求めることを添えます。

  2. 書面にして渡す

    口頭だけでは、あとで言った・言わないになります。同じ内容を手紙やメールにして、日付を入れて渡します。宛先は担任と校長の両方が一般的です。

  3. 求めることを具体的に

    「事実の確認」「相手の子どもへの指導」「席や班の配慮」「結果の報告の期限」など、いじめ防止対策推進法23条にもとづいて具体的に書きます。

  4. 面談の記録を残す

    面談の日時・出席者・学校が言ったこと・約束したことをメモし、面談後に「本日の面談で○○と伺いました」とメールで送ります。詳しくは学校との面談の進め方のページへ。

Dontやってはいけないこと

相手の家に直接乗り込む

感情的な衝突になり、こちらが脅迫や名誉毀損で問題にされることがあります。相手の保護者との話し合いは、学校を通すか、弁護士を間に入れます。

SNSで公開する

相手の名前や学校名を書くと、名誉毀損やプライバシーの問題で責任を問われることがあります。お子さんの情報が広がり、本人がつらくなることもあります。

子どもに「やり返せ」と言う

お子さんが加害者側と扱われるきっかけになり、話が「双方のトラブル」にすり替わります。守るのは大人の役割です。

証拠を捨てる・直す

壊された物、汚された服、LINEの画面はそのまま保存します。詳しくは証拠の集め方と記録のページへ。

Fee費用

  • 保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しします。
  • 弁護士が、学校・教育委員会への対応、加害者側への請求、ネットいじめ、転校・不登校の手続きまでを一つの窓口で扱います。

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Caseよくある事例

中学2年生、スマホを隠すようになり、グループLINEで悪口が続いていた

静岡市内の保護者からのご相談。お子さんがスマホを隠すようになり、朝の腹痛が増えたことから声をかけたところ、グループLINEで悪口や画像の投稿が1か月ほど続いていたことが分かりました。保護者は聞いた言葉と画面をそのまま保存し、小児科を受診したうえで、担任と校長に書面で伝えました。弁護士は学校に求める内容を書面に整え、面談に同席。学校は対策組織で聴き取りを行い、投稿は削除され、経過報告を2週間ごとに受けることになりました。
※よくあるご相談をもとに構成したもので、特定の実際の事件ではありません。

FAQよくある質問

子どもが「いじめじゃない」「言わないで」と言います
子どもが否定したり、学校に伝えることを嫌がったりするのは、よくあることです。無理に聞き出さず、「話したくなったら聞くよ」と伝え、様子と言葉を記録しておきます。けがや体調不良など安全に関わる状況があるときは、子どもの気持ちを聞いたうえで、学校への連絡を優先することがあります。
担任と校長、どちらに伝えればよいですか
最初は担任に伝えるのが一般的ですが、「いじめ対策組織(いじめ防止対策推進法22条)で扱ってほしい」と添えると、担任一人の判断で止まりにくくなります。担任の対応に不安があるときは、校長に直接伝えて差し支えありません。
学校に伝えるとき、相手の名前を出してよいですか
お子さんから聞いた範囲で、分かっていることを伝えて問題ありません。ただし「○○さんがいじめた」と断定せず、「子どもはこう話している」と、聞いた言葉のままで伝えると、あとで食い違いが出にくくなります。
病院には、何と言って行けばよいですか
けがの経緯や、体調不良と学校での出来事の関係を、そのまま伝えてください。診断書やカルテは、学校への説明や、あとで加害者側に請求するときの資料になります。
どの段階で弁護士に相談すればよいですか
学校に伝えても調査が始まらない、面談で話が変わる、けがや長期の欠席がある、SNSで広がっている、加害者側に請求を考えている。このいずれかにあたれば、ご相談いただく時期です。初回相談で、今の段階ですることと、まだしなくてよいことを整理します。
費用が心配です
保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しします。弁護士費用特約(日常生活の特約)が使えることもあり、収入が基準以下の方は法テラスの立替えも検討できます。

今の段階ですることを、一緒に整理します

気づいたばかりで何から手をつけるか分からないときも、ご相談いただけます。これまでのメモや写真があればお手元に。保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しします。

保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しし、法テラスや弁護士費用特約(日常生活の特約)が使える場合もあります。事務所:静岡市葵区伝馬町9-7 塚本ビル5階A(JR静岡駅から徒歩約5分)。ご相談は予約制で、来所・オンライン(Zoom)・電話のどれでも。夜間・土日の予約もできます。お子さんの同席は、お子さんの気持ちを優先して決めます。

このサイトの内容は、2026年10月時点の一般的な情報です。結果は個々の事情によって異なり、特定の結果をお約束するものではありません。法令や運用は変わることがあります。
弁護士・税理士 岩本尚光(弁護士法人HOPE法律事務所/静岡県弁護士会/税理士登録)|事務所:〒420-0858 静岡県静岡市葵区伝馬町9-7 塚本ビル5階A(JR静岡駅から徒歩約5分)|対応:静岡県全域(静岡市・浜松市・沼津市・富士市ほか)、オンラインで全国