証拠の集め方と記録

学校のいじめ問題の相談|弁護士 岩本尚光|学校・教育委員会への対応から加害者側への請求まで

証拠の集め方と記録

学校に伝えるときも、加害者側に請求するときも、「いつ、誰が、何をしたか」を示す材料が土台になります。けれども、何を残せばよいのか、録音してよいのか、学校の記録は見られるのか、迷う保護者は多いです。弁護士が、今ある材料と集めるべき材料を整理し、手続きで使える形に整えます。

保護者の初回相談60分無料(2回目以降は有料) 記録の付け方を具体的に助言 学校の記録の開示請求 静岡県全域・オンライン対応

Worriesこんなご相談を受けています

子どもの話しか証拠がない

お子さんの言葉を、日付とともに、できるだけそのままの表現で書き留めることから始めます。本人の供述も記録の積み重ねで重みが変わります。

学校が「証拠がない」と調査を渋る

いじめ防止対策推進法23条の調査は、保護者が証拠をそろえてから始まるものではありません。学校が集めるべき情報を書面で示して調査を求めます。

LINEのやり取りを消されそう

グループを退会させられると見られなくなるものがあります。見つけた時点でスクリーンショットを撮り、日時とアカウント名が写るように残します。

学校が何を記録しているか知りたい

公立学校の記録は、個人情報保護法や情報公開条例にもとづいて開示請求ができます。弁護士が請求の範囲と文言を整えます。

Basics残しておきたい記録と証拠

保護者の記録

いつ(日時)、どこで(場所)、誰が(加害の子・目撃者)、何を(行為)、どうなったか(けが・様子)の5W1Hを、時系列で書きます。お子さんの言葉は要約せず、そのまま書き留めます。学校とのやり取りも、日時・相手・内容をその日のうちに残します。

診断書と医療の記録

けがは受診して診断書をもらいます。頭痛・腹痛・不眠・気分の落ち込みなどの症状も、小児科や児童精神科・心療内科を受診して記録に残します。受診時にいじめの経過を伝えると、診断書やカルテに経過が記載されることがあります。

物と画面の証拠

壊された持ち物、落書きされた教科書、汚された衣類は、捨てずに写真を撮って保管します。LINEやSNSは、投稿の内容だけでなく、URL、投稿日時、相手のアカウント名が写るように画面を保存します。削除される前に急いで残します。

目撃者と学校の記録

見ていた子どもや保護者の名前と、その人から聞いた内容を記録します。学校には、指導要録、いじめ対策組織(22条)の記録、調査報告書などがあり、公立は個人情報保護法・情報公開条例で開示請求ができます。私立は制度上の請求権がなく、任意の提供を求めます。

Work保護者がすることと、弁護士がすること

保護者がすること

記録ノートを一冊決めて、その日のうちに書く。診断書と領収書を一つのファイルに保管する。持ち物の写真、画面の保存を習慣にする。学校とのやり取りはメールや書面でも残す。

弁護士がすること

集まった材料を時系列表にまとめ、何が言えて何が足りないかを示す。学校の記録の開示請求書を作成する。録音や写真の扱いについて、法律上の問題がないよう助言する。手続きで使える証拠の形に整える。

してはいけないこと

加害者側の子どもへの直接の接触や問いただし。SNSで相手の名前・顔・学校名を公開すること。学校や相手の家に無断で立ち入って撮影すること。相手のアカウントに無断でログインすること。これらはこちらが責任を問われる危険があります。

Flow記録の整理から手続きまで

  1. ご相談(初回60分)

    今ある記録、診断書、写真、画面の保存をお持ちください。何が言えるか、これから何を集めるかを整理します。

  2. 時系列表の作成

    保護者の記録とお子さんの話をもとに、弁護士が時系列表を作ります。学校への申入れや損害賠償請求の土台になります。

  3. 開示請求・資料の収集

    学校の記録の開示請求、医療機関への診断書の依頼、目撃者からの聞き取りなど、足りない材料を集めます。開示には1か月前後かかることがあります。

  4. 手続きでの活用

    整えた証拠を、学校への通知書、重大事態の申立て、加害者側への請求、被害届などで使います。進め方に応じて必要な証拠を補います。

Fee費用

項目費用(税込)
保護者の初回相談(60分まで)無料/2回目以降は30分5,500円(税込)。ご依頼時は着手金に充当
学校・教育委員会への通知書・要望書の作成55,000円(税込)〜。事実の整理、法律上の根拠(いじめ防止対策推進法)の記載、回答期限の設定を含む
継続サポート(月額)月額22,000円(税込)。学校とのやり取りの助言、書面の点検、電話・LINEでの随時相談。面談の同席は1回22,000円に割引
実費収入印紙・郵便切手・診断書などの取得費用・交通費。事前にご説明します

金額はすべて税込で、仮の設定です。自動車保険・火災保険などに付いている弁護士費用特約(日常生活の事故・トラブルを対象とするもの)が使える場合は、相談料・着手金・報酬が特約の限度額の範囲で保険会社の負担になります。収入が基準以下の方は法テラスの立替えも使えます。ご依頼の前に、範囲と費用を書面でお示しします。

費用の一覧を見る ›

Caseよくある事例

小学6年生、教科書への落書きと物隠しが続き、学校は「証拠がない」と調査を渋っていた

静岡県内の公立小学校に通うお子さんの保護者からのご相談。教科書への落書きや持ち物の紛失が繰り返され、担任に伝えても「誰がやったか分からない」と言われていました。弁護士の助言で、保護者が落書きの写真と発見日時、お子さんの言葉を日付とともに記録。あわせて、学校が作成しているいじめ対策組織の記録を開示請求しました。写真と記録を添えた通知書で23条の調査を求めたところ、学校は組織として聴き取りを行い、関わった子どもの特定と指導、保護者への報告が行われました。
※よくあるご相談をもとに構成したもので、特定の実際の事件ではありません。

FAQよくある質問

子どもがいじめのことを話したがりません
無理に聞き出す必要はありません。話してくれたときに、その言葉をそのまま日付とともに書き留めてください。体調や行動の変化(食欲、睡眠、持ち物の紛失、登校前の腹痛など)を親の目で記録するだけでも、立派な記録になります。
診断書は何科でもらえばよいですか
けがは外科・整形外科、頭痛や腹痛などの体調不良は小児科や内科、気持ちの落ち込みや不眠は児童精神科・心療内科が一般的です。受診の際に「学校でこういうことがあって」と経過を伝えると、診断書に経過が記載されることがあり、いじめとの関係を示す資料になります。
学校との面談を録音してもよいですか
ご自身が参加する会話の録音は、相手の同意がなくても違法ではないのが一般的です。関係を悪くしないため、録音する旨を伝えてから始めることをおすすめします。お子さんにこっそり録音機を持たせる方法は、学校との関係や子どもの負担を考えると、慎重に判断すべきです。
学校の記録は見せてもらえますか
公立学校では、お子さんの指導要録やいじめ対策組織の記録、調査報告書などについて、個人情報保護法や自治体の情報公開条例にもとづいて開示請求ができます。他の子どもの情報は黒塗りになるのが通常です。私立学校は法律上の開示請求の制度がなく、任意の提供を求める形になります。
加害者側の子の家に行って話をしてもよいですか
おすすめしません。相手の子どもへの直接の接触は、こちらが加害者として扱われる危険があり、交渉や裁判でも不利になり得ます。SNSで相手の名前や写真を公開することも、名誉毀損やプライバシー侵害になり得ます。相手への働きかけは、学校や弁護士を通じて行ってください。
証拠が少なくても相談できますか
はい。ご相談の時点で証拠がそろっている方はほとんどいません。今ある材料で何が言えるか、これから何を集めればよいかを整理するのが初回相談の目的です。保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しします。

証拠がそろっていなくても、ご相談ください

記録ノート、診断書、写真、画面の保存があればお持ちください。何が言えて、何を集めればよいかを一緒に整理します。保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しします。

保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しし、法テラスや弁護士費用特約(日常生活の特約)が使える場合もあります。事務所:静岡市葵区伝馬町9-7 塚本ビル5階A(JR静岡駅から徒歩約5分)。ご相談は予約制で、来所・オンライン(Zoom)・電話のどれでも。夜間・土日の予約もできます。お子さんの同席は、お子さんの気持ちを優先して決めます。

このサイトの内容は、2026年10月時点の一般的な情報です。結果は個々の事情によって異なり、特定の結果をお約束するものではありません。法令や運用は変わることがあります。
弁護士・税理士 岩本尚光(弁護士法人HOPE法律事務所/静岡県弁護士会/税理士登録)|事務所:〒420-0858 静岡県静岡市葵区伝馬町9-7 塚本ビル5階A(JR静岡駅から徒歩約5分)|対応:静岡県全域(静岡市・浜松市・沼津市・富士市ほか)、オンラインで全国