子どもの心のケアと相談窓口

学校のいじめ問題の相談|弁護士 岩本尚光|学校・教育委員会への対応から加害者側への請求まで

子どもの心のケアと相談窓口

いじめを受けたお子さんの回復には、学校への対応や相手への請求とは別に、心のケアの時間が必要です。学校の中の支援、医療機関、学校の外の学びの場、公的な相談窓口を整理しました。保護者ご自身のケアも、お子さんを支えるために大切です。弁護士が担当する範囲も、はじめに明記します。

保護者の初回相談60分無料(2回目以降は有料) 学校の中・医療・学校の外の支援を整理 公的な相談窓口の一覧 静岡県全域・オンライン対応

Worriesこんなとき、どこに相談するか

子どもが学校の話をしなくなった

まず学校のスクールカウンセラーに相談できます。保護者だけでの面談もできることが一般的です。

眠れない・食べられない・朝起きられない

2週間ほど続くなら、小児科か児童精神科・心療内科へ。診断書は学校への説明と、あとの手続きの資料にもなります。

学校に行けない日が続いている

教育支援センター、フリースクール、自宅学習。出席扱いになる場合もあります。学校に戻ることだけが目標ではありません。

子どもが誰かに話したいと言う

子ども本人がかけられる公的な窓口があります。下の一覧をお子さんにも伝えてください。

InSchool学校の中にある支援

スクールカウンセラー

臨床心理士・公認心理師などの資格を持つカウンセラーが学校に配置され、子どもと保護者の相談を受けます。来校日が週1日程度の学校も多いので、早めに日程を取ります。相談内容は本人の同意なく広く伝わらないのが原則ですが、安全に関わることは共有されます。

スクールソーシャルワーカー

福祉の立場から、学校・家庭・医療機関・行政をつなぐ役割です。学校以外の支援を探したいときに頼れます。市町の教育委員会を通じて配置されています。

養護教諭・別室登校

保健室や別室での登校を、学校と相談して認めてもらえることがあります。教室に入れなくても学校とのつながりを保つ方法の一つです。

いじめ対策組織との連携

心のケアは、学校のいじめ対策組織(いじめ防止対策推進法22条)での対応と並行して進めます。カウンセラーが対策組織に入っている学校も多く、ケアと対応をつなぐ役割になります。

Medical医療機関と学校の外の学びの場

児童精神科・心療内科

眠れない、食べられない、腹痛や頭痛が続く、気持ちの落ち込みが続く。こうした状態は、小児科から紹介を受けて児童精神科・心療内科で相談できます。初診の予約が数週間先になることもあるため、早めに動きます。

診断書はあとの手続きにも使える

診断書やカルテは、学校に状況を伝える資料になり、重大事態(28条)の判断の根拠になり、加害者側への請求では治療費・慰謝料の資料になります。学校での出来事と症状の関係を、そのまま医師に伝えてください。

教育支援センター(適応指導教室)

市町の教育委員会が設置し、学校に行けない子どもが通って学習や活動をする場です。指導要録上の出席扱いになることが一般的です。静岡県内の市町にも設置されています。

フリースクール・自宅学習

民間のフリースクールや、自宅でのICTを使った学習も、校長が認めれば出席扱いになります(教育機会確保法、2019年の文部科学省通知)。学校と相談して進めます。詳しくは転校・不登校・出席扱いのページへ。

Help公的な相談窓口

窓口連絡先・内容
24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)0120-0-78310(24時間・通話料無料の公的な相談窓口)
こどもの人権110番(法務省)0120-007-110(平日8:30〜17:15・通話料無料の公的な相談窓口)
チャイルドライン0120-99-7777(18歳までの子ども向け・16:00〜21:00・通話料無料の相談窓口)
静岡県の相談窓口静岡県総合教育センター・市町の教育相談、児童相談所(189)。学校に言いにくいときの相談先です

安全が心配なときは

お子さんの安全が心配なとき、「死にたい」などの言葉があったときは、弁護士への相談より先に、上の窓口や医療機関にご連絡ください。弁護士は、お子さんの安全が確保されたあとの手続きと交渉を担当します。

Parents保護者ご自身のケア

  • お子さんがいじめを受けると、保護者も眠れなくなったり、自分を責めたりします。自然な反応ですが、保護者が消耗するとお子さんを支える力も落ちます。ご自身が心療内科や市町の相談窓口を使うことは、お子さんのためでもあります。
  • 家庭の中で、いじめの話ばかりにならないようにすることも大切です。学校とのやり取りや相手への対応を弁護士に任せると、家では別の話ができる時間が増えます。
  • 同じ経験をした保護者の会や、教育相談の保護者向けの相談も、静岡県内にあります。一人で抱えないことが、長い回復の時間を支えます。

Role弁護士が担当すること・しないこと

弁護士が担当すること

学校・教育委員会への通知書と面談の同席、重大事態の調査の要求、加害者側への損害賠償請求、SNSの投稿の削除・開示、被害届。記録や診断書の使い方の助言も含みます。

弁護士がしないこと

お子さんの心のケアそのものは、カウンセラーや医師の役割です。弁護士はお子さんの気持ちを聞く立場ではなく、手続きと交渉を引き受けることで、保護者とお子さんがケアに向き合う時間を作ります。

一緒に決めること

お子さんに何をどこまで聞くか、学校に何を求めるか、請求をするか、時期を待つか。お子さんの回復を優先して、保護者と相談しながら決めます。

Fee費用

  • 保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しします。
  • 弁護士が、学校・教育委員会への対応、加害者側への請求、ネットいじめ、転校・不登校の手続きまでを一つの窓口で扱います。

費用の一覧を見る ›

FAQよくある質問

スクールカウンセラーには、どう頼めばよいですか
担任または養護教諭に「スクールカウンセラーとの面談を希望します」と伝えます。保護者だけの面談もできることが一般的です。学校に言いにくいときは、市町の教育相談でもカウンセラーに相談できます。
病院に連れて行くほどではないと思うのですが
眠れない、食べられない、頭痛や腹痛が続くといった状態が2週間ほど続くなら、小児科か児童精神科・心療内科で相談してよい段階です。受診の記録が残ることにも意味があります。
診断書は、あとで役に立ちますか
はい。学校に状況を伝える資料になり、重大事態の判断の根拠になり、加害者側への損害賠償請求では治療費や慰謝料の資料になります。受診のときに、学校での出来事と症状の関係をそのまま医師に伝えてください。
学校に行けない間、勉強はどうなりますか
教育支援センター(適応指導教室)やフリースクール、自宅でのICT学習は、一定の条件で出席扱いになります(2019年の文部科学省通知)。校長の判断なので、学校と相談します。詳しくは転校・不登校・出席扱いのページへ。
親自身が眠れなくなっています
お子さんのことで保護者が消耗するのは自然なことです。保護者自身が心療内科や市町の相談を使うことも、お子さんを支える力になります。弁護士に学校とのやり取りを任せることで、負担が軽くなる方もいます。
弁護士に相談すると、子どもも話さなければなりませんか
いいえ。ご相談は保護者だけで進められます。お子さんから直接話を聞く必要があるときも、保護者と相談して時期と方法を決め、本人が望まない場合は無理にしません。

心のケアは医師やカウンセラーと、手続きと交渉は弁護士と

お子さんの様子、受診の状況、学校とのやり取りを伺い、今の段階で弁護士が引き受けられることをお伝えします。保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しします。

保護者の初回相談は60分無料です(2回目以降は30分5,500円・税込)。費用はご依頼の前に書面でお示しし、法テラスや弁護士費用特約(日常生活の特約)が使える場合もあります。事務所:静岡市葵区伝馬町9-7 塚本ビル5階A(JR静岡駅から徒歩約5分)。ご相談は予約制で、来所・オンライン(Zoom)・電話のどれでも。夜間・土日の予約もできます。お子さんの同席は、お子さんの気持ちを優先して決めます。

このサイトの内容は、2026年10月時点の一般的な情報です。結果は個々の事情によって異なり、特定の結果をお約束するものではありません。法令や運用は変わることがあります。
弁護士・税理士 岩本尚光(弁護士法人HOPE法律事務所/静岡県弁護士会/税理士登録)|事務所:〒420-0858 静岡県静岡市葵区伝馬町9-7 塚本ビル5階A(JR静岡駅から徒歩約5分)|対応:静岡県全域(静岡市・浜松市・沼津市・富士市ほか)、オンラインで全国